腰の痛みと腎臓

電気や骨盤矯正、マッサージなどの施術を受けているのに腰痛がなかなか改善しない場合は「腎臓」を疑った方がいいです。

腎臓が病変しているというわけではなく「腎臓の機能低下・腎臓の下垂」がある可能性があります。

実際、当院に来られる慢性腰痛の方も腎臓が関係している腰痛の方は比較的多くいらっしゃいます。

など、腎臓が関係している腰痛の場合「痛み」より「鈍痛や重苦感」を訴える方が多いです。

もちろん結石や腎臓の病変などの内臓放散痛がある場合は激しい痛みがあるのですぐに分かると思います。

腎臓は体内のミネラル調整や水分調整を行っています。

体内に水分が多く溜まると、尿として排泄するため一旦腎臓に水分が集められます。

すると水分の重みによって腎臓が下垂します。

これだけですと腰痛を引き起こすまでにはなりませんが、現代人の食生活は塩分過多の食事になっている方が非常に多いので体内のミネラルバランスを調整するのに腎臓が常にフル稼働して疲弊しています。

その結果、常に腎臓は下垂状態で機能低下を起こしています。

機能低下を起こしているから水分調整がうまくできず水分が溜まりさらに腎臓が下垂してしまいます。

下垂したことで骨盤を支えている大腰筋というものすごく大事な筋肉に乗っかってしまい負荷をかけてしまいます。

これにより骨盤を支えている大腰筋がうまく動かない状態になり骨盤や背中の筋肉に負荷がかかり腰痛を引き起こします。

腰に電気やマッサージなどの施術を受けると負荷がかかっている筋肉が一時的に緩むため、その時は楽に感じますが負荷をかけている原因である腎臓自体がそのままでは腰痛を繰り返してしまいます。