気象病と自律神経の乱れ

雨が降る前の日は頭が痛くなる、天気が悪いと体調を崩しやすいなどありませんか？

天気（気圧）や季節によって自律神経の働きが変わるのをご存知ですか？

春先は体調を崩しやすいなどテレビのニュースでも報道されていますが気圧と自律神経が関係しています。

晴れの日、雨の日、曇りの日でも気圧が変わりますし、季節ごとでも気圧の変化があります。

気圧の変化に体の内部環境が気圧の変化に適応できるように調整しているのが自律神経です。

晴れの日は高気圧で大気中の酸素量が多くなるので体内に入ってくる酸素量が増えます。

交感神経が優位になるのでお出かけしたくなったり活動的になります。

一方曇や雨の日の低気圧は大気の酸素量が減るので活動量も減ってきます。

天気が悪いと家でゴロゴロしてしまうのもうなずけます。

低気圧は白血球の中のリンパ球が増えるので知覚過敏になりやすいため頭痛が出やすくなります。

高気圧は血管が収縮するので血行がよくなり活動的、力が入りやすいなどの傾向になります。

低気圧は血管が拡張するので血行がゆっくりになり足のむくみ、力が入りにくいなどもの傾向になります。

春と秋は自律神経の移行期になるので体調を崩しやすい季節になります。

冬は交感神経が優位になっているので脳梗塞や心筋梗塞の血管系の疾患が増えます。

自律神経の働きは目には見えませんが私達の体の中では気圧に適応できるように調整をしてくれています。

近年は気候変動が激しいのでそれに適応するため自律神経には負担がかかっています。

常日頃から自律神経が乱れないような生活習慣を心がけることが大切ですがなかなかそうもいきません。

季節の変わり目に体調を崩される方自律神経の乱れが気になる方は辛くなる前にご相談ください。