カラダの歪みと自律神経

人間の背骨の数は首が７個、胸椎が１２個、腰椎が５個、仙骨１個、尾骨２～３個の計２７～２８個あります。

神経は背骨の中を通って内臓や細胞、筋肉に繋がって脳からの指令を届けています。

神経の通り道である背骨や骨盤が歪んでいると神経の働きはどうなりますか？

庭に水まきをする時、ホースがぐちゃぐちゃになっているのとまっすぐ伸びているのとでは水の勢いはどうですか？

ホースがまっすぐ伸びている方が水の勢いが良いはずです。

神経もホースの役割である背骨が歪みなくまっすぐであればしっかり働いてくれます。

背骨の場所によって交感神経の支配領域、副交感神経の支配領域があります。

首の骨C５～後頭骨、腰椎５番から仙骨、尾骨は副交感神経支配領域

首の骨C６～腰椎５番までが交感神経支配領域

それぞれの支配領域で歪みが発生すると反対の神経支配に傾きやすくなってしまうので、例えば副交感神経支配領域の骨盤でギックリ腰が発生してしまうと痛みを強く感じる交感神経が優位な状態にカラダが傾きやすくなります。

交感神経支配領域の胸椎で歪みが発生すると副交感神経が優位にカラダが傾きやすくなるので内臓の不調、気力低下などの症状にも繋がりやすくなります。

自律神経の乱れがある方やバランスが崩れている方はそれぞれの支配領域の背骨や骨盤で歪みが発生している可能性があります。

カラダの歪みは姿勢、内臓疲労、化学の問題など様々な原因があります。

歪んだからすぐに自律神経が乱れるとはなりませんが、歪みがあることで自律神経が乱れやすい状態にはなっています。

カラダの歪みが気になる方はご相談ください。

ガンステッド症状別患者管理ノート　増田裕D.C訳　科学新聞社より文、図一部引用