潰瘍性大腸炎

難病指定された疾患の一つで、大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる大腸の炎症疾患です。

完治が難しく寛解と再発を繰り返すケースが多く、常に食事などにも気をつけなければいけません。

特徴的な症状としては、血便を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。

原因は不明確な部分が多いですが、細菌やウイルス感染･酵素欠乏･牛乳などの食物アレルギー・精神的要因･体質(遺伝的要素)などです。

また最近では免疫異常が要因のひとつとも言われています。

潰瘍性大腸炎の方は近年急速に増えており、発症年齢のピークは男性で２０〜２４歳、女性で２５〜２９歳ですが若年層からご年配まで発症します。

はっきりとした原因はわかっていませんが、潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症を起こす疾患です。

腸内に炎症が起こる原因は不明とされていますが、自己免疫以上、腸内細菌、遺伝性、食生活の欧米化が要因として考えられています。

乳児期に離乳食を食べると便秘や下痢の症状があった場合、腸機能が未発達で成長したため大人になってからの生活習慣・食生活に腸機能が適応できていない可能性があります。

コンビニや惣菜などに使われている添加物や保存剤の微量残量の体内蓄積により腸内の粘膜が炎症しているとも考えられています。

初期症状としては軟便や軽い腹痛が起こり、進行すると軟便や下痢を１日に何回も繰り返し激しい腹痛や発熱が現れるようになります。

下痢が続くので脱水からめまいやふらつきを起こす方もいらっしゃるようです。

潰瘍性大腸炎を完治させる治療法はまだありませんが、一般的な治療としては投薬を中心に症状をコントロール、生活習慣食習慣の改善を指導されます。

使用される薬の中には副腎皮質ステロイド薬があり、抗炎症作用で腸内の炎症を抑制することはできますが再燃を防ぐことはできません。

また免疫抑制剤は、自身の免疫力を著しく低下させるので帯状疱疹や風邪を繰り返すことにも繋がりますし癌にかかるリスクも高くなると言われています。

当院では症状の出ている大腸にだけ着目することはしません。

症状の寛解には身体の機能（腸機能）を正常にすることが必要不可欠です。

病院での投薬療法を急にやめてしまうと急激な症状悪化に繋がる可能性があります。

この疾患は病院での継続的な治療を行うことが大前提になります。

病院で行う治療は即効性のある対症療法、当院で行う施術はご自身の身体機能を改善させる整体ですので２つの併用をおすすめします。